蘭と愛犬 > 小さな旅  >  2007年  >  2007年5月4・5・6日 有田陶器市柳川の旅

今年も有田陶器市に出かけた。今年で104回目を迎えた。前半は好天に恵まれたが後半は生憎の雨模様が続いた。それでも100万人を超す人出があったという。
陶器市は5回目の訪問だが、おじゃまするようになったのは長子が有田焼のろくろ師・矢鋪輿左衛門先生に弟子入りしたからである。
その長子も弟子入りして今年で6年目を迎えた。
ろくろも素人からの挑戦で、ハカマ作りから始まり飯碗づくりを経て、最近は煎茶碗作りまで進んでいるという。
まだまだ道半ばである。
それでも最近は先生のお許しが出たのであろう。
ろくろ体験希望の人に指導するところまで来ている様だ。
矢鋪先生は、あの有名な中村清六先生の一人弟子。
伝統工芸士会員で一級技能士、佐賀県マイスターの第一号。
現在も有田焼伝統工芸士会の会長を務められている。
先生の作品は、天皇への献上品というのはいくらもあるが、今の天皇が直々お買いあげになるほどである。
師匠は拝見するところ、自分には常に厳しく向き合い、周囲には大変気配りをするお人のようで、清廉潔白誠心誠意といった印象を強く受ける方である。
有田陶器市の期間中には李三平の供養祭や九州山口工芸展など様々な催し物もあるが、不思議な姿をして陶器市を盛り上げる人たちもいる。
二日間お手伝い(お世話になって)して退散した。これまで帰路は自宅へ直行したが、退職して自由の身になった事もあり、佐賀市に一泊して大隈重信公生家へ訪問した。
生家に行ってみるとお母様がなかなかできた人のようで、屋根裏に勉強部屋を増築し、幼少の頃から勉強に励む環境を整備したそうである。
重信公も期待に応え、増築した時にできた梁に頭を打ち付け眠気をガマンして勉学に励んだとの解説があった。
この梁がそうである。
佐賀市に一泊したのは柳川に行ってみたかったからで、佐賀市からは小一時間程度で着いた。
一番最初は、北原白秋生家にお伺いをした。
生家は、代々柳川藩御用達の海産物問屋だったらしく白秋幼少の頃は一時は酒蔵を営み、今は北原白秋記念館になっている。
柳川と言えば川下り。
白秋記念館からすぐ近くの水天宮さんの前からの30分コースを選んだ。
川下りではいくつかの橋をくぐるが、一番厳しい橋では客も船頭さんも船の中に這いつくばって通過する橋がある。
橋の下では水竿が使えないのでちゃんとロープが張ってあり、船頭さんもお客もロープを引っ張って船を前に進めた。
「柳川の川下り」と観光宣伝されるだけあって、なかなかの風情であった。
水路の広いところに出た時、船頭さんが得意の喉で柳川の舟歌を歌ってくれた。
手慣れたもので、とてもお上手だった。
柳川の旅の締めくくりは何と言ってもウナギ料理。
川沿いの有名ウナギ料理店「本吉屋」さんにお伺いしてウナギのセイロ蒸しをいただいた。
なかなかいい思い出の小さな旅になった。

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