蘭と愛犬 > 小さな旅  >  2009年  >  2009年2月13日 広島へ

この1〜2年、滅多に乗る事が少なくなった新幹線。
N系という高速新幹線に乗りウキウキと…
着いた所が、そう、平和都市・広島。
今から60数年前人類史上始めて原子爆弾が炸裂した町です。
何を隠そう。ここで第42回全国子ども会育成中央会議・研究大会があって、それに参加するためにやってきたのです。
もちろん初参加です。
総会があり、秋葉市長さんもお見えになって、平和の大切さを熱く語られましたし、広島市の子ども会の実践報告などがありました。
二日目には、7会場にわかれ分科会討議が熱心になされました。
私はA分科会に所属して、小グループの司会までさせられました。札幌市、横浜市、千葉県市原市、長崎市、徳島市、大阪市、広島市に私が小グループのメンバーでした。
どこでも、「親の願いの変化」「成績偏重文部行政」「電子ゲーム重視の子どもの遊び」「構造改革と不況の嵐による資金不足」等々で、運営に難渋している事が明らかに…
しかし、どんな事があっても「子どもは地域の中で育つ」し、「子どもの関わりの中でしか人間性は育たない」というのは事実ですから、確信を持って、工夫を重ね前進するしかありません。
その日の夕刻、平和集会が開催され、「折り鶴の子」のモデルになった佐々木禎子さん。原爆に遭遇して9年目に発病して亡くなりましたが、彼女の実兄がその時の実情を訴えられました。
何年経とうが、人類史上始めて投下された原爆の悲惨さを、風化させたり忘れたりしてはなりません。
禎子(さだこ)さんが卒業した中学校の後輩が、平和宣言をして下さいました。
参会者の心に届いてしっかりと響きあい、全国各地に伝わっていく事でしょう。
一段落した所で、広島に来たからは「お好み焼き」でしょう。
お好み村と言う所に案内していただきました。
慣れた手つきでおばちゃんが焼いてくれました。
焼いていただいたのはいいのですが、それだけでお腹満腹。
残念ながらお腹が一杯になり、二次会どころではなくなりそのままホテルに帰りました。
最終日は、各分科会の報告と交流が午前中にあり、新幹線までの時間を安芸の宮島に足をのばしました。
「歴史豊かな厳島神社を…」と島に渡りました。
船着き場に着いてみると、ちょうど牡蠣祭の真っ最中。
食いしん坊の私は、これはチャンスとばかり列に並んだが最後、1時間待ちになってしまい、ちょうど演じていたお神楽を見ながら缶ビールを傾ける羽目に…。
牡蠣フライを手にもう一方には缶ビール。いい気分になり厳島神社には届かず仕舞い…
いやぁ!! 
いい旅になりましたし、いい勉強になりました。

ここページのトップに返る