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上画像クリックで雲の足跡へ             月の出る時間の目安・月の和名・月の満ち欠けなどの紹介です。
     
 (1)「月の出」と「月の入り」では月の向きは違う

 月は東から出て→真上(正式には・・・
 正中と云うようですが)→
 西に沈むまで左図のように向きが変化して行きます。


 (2)月の出る時間は毎日約50分づつ遅れます
 日の出は1日数分しか変わらないのですが、
 月はほぼ毎日50分づつ平気で遅れてきます。

 (そこで月が出る時間の大方の目安を紹介します)
旧暦の日付 月の呼び名 月の出 月の入り
1日頃 新月 06:00 18:00
7日頃 上弦の月 12:00 24:00
15日頃 満月 18:00 06:00
22日頃 下弦の月 24:00 12:00

 (参照)
 上弦の月・・・右半分が明るい
 下弦の月・・・左半分が明るい(左図の月です)

上弦・下弦の月、どちらも半月です、綺麗ですよ。

下図の数字は旧暦の日付で(  )内は月の和名です。  画像をワンクリックすると拡大し、も一度ワンクリックするとここに戻ります。
3(三日月(みかづき))(眉月(まゆづき) 6(六日月) 7・8上弦(じょうげん)の月) 10(十日余りの月) 13(十三夜) 14小望月(こもちづき)

新月は
太陽とほぼ一緒に
出て来るので
ほとんど見る事は
出来ません。
1新月(しんげつ))((さく) 15(十五夜)(満月)
26(二十六夜) 22・23下弦(かげん)の月) 20更待月(ふけまちづき) 19寝待月(ねまちづき))(臥待月(ふしまちづき) 18居待月(いまちづき) 16十六夜(いざよい)
 月は約29.5日掛けて地球を1周(公転)し、
 太陽の光を受け輝いて居る部分が
 地球から見る事が出来ます。上弦の月は右半分、
 下弦の月は左半分が輝いて地球から見られます
 (南半球では逆になりますが)。

 陰暦の1日目(新月)は地球から見たら裏側に
 太陽の陽を受けるため見えません、
 三日目頃から陽の当って居る所が見え始め
 90度の所で半分(上弦の月)、
 180度の所でまん丸に(満月)になります(下図参照)。
 
 このように月の満ち欠けは地球から見る時の
 月の位置で決まります

 毎日形が変化しその日だけでも向きが変わったりで
 とても愉しいですよ。



姫岳上空の月と金星・・・2010.5.16 19時45分撮影 この日は空気が澄んでいたので地球の
反射で月の輪郭が幽かに見えました。

                 翌日(5.17)大分合同新聞の1面に「月と金星夜空のデート」と題して報じられてました、記事によると
                 月と金星がこんなに接近するのは年に1、2回あるかないかで、今年は今回限りとの事。
























描いたのは

イギリスの女流画家

イーヴリン・デ・モーガン

Evely De Morgan

Luna
73×84Cm

「ルナ」はローマ神話で
月の女神。

二十六夜の月に 
乗っかってます


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3       旧暦3日の月です

 新月は太陽と一緒に出て一緒に沈むためため、
 ほとんど見る事が出来ないので、この旧暦3日の月の事を
 「新月」「初月」とも言われています。

 この月を見れるのは太陽が沈んだ後数分だけです、
 太陽が沈むとやがてこの三日月も西の端に沈んで行きます。

 「三日月」他にも「眉月(まゆづき)」「蛾眉(がび)」など
 多くの異名があります。

 この日は空気が澄んでいたので地球の反射で
 淡い月の輪郭が見えましたよ。
     旧暦4日の月です

 撮った写真を見てると私には、曲がってしまった尺八・
 穴の開いた角笛・ホルンの部品と云った風に
 どうしても楽器に見えてしまいます。

 十人十色って言葉があるけど子供と大人・地域・国・
 今と10年後そして20年後と、それぞれで違った
 お月様に見えるんでしょうね。


 しかし「新月」前後1週間の月は、
 日没前後のわずかな時間しか見る事が出来ないので、
 満月前後の方がお月様をゆっくり眺める事が出来ます。
     旧暦5日の月です

 この月が1番三日月って感じがするけど。
      旧暦6日の月です

 陰暦を使わなくなった現代、厳密に陰暦3日の月だけを
 「三日月」と呼ばず新月〜上弦の月を三日月と呼ぶこと
 もあるそうです、良かった〜
     旧暦7日・8日頃の月です

 「上弦の月(じょうげんのつき)」です
 下弦の月と一緒に「半月」「弦月(げんげつ)
 「弓張り月(ゆみはりづき)」とも呼ばれます。

 地球から90度の位置にあり、お昼頃出て来ます。

     旧暦十日余りの月です

 東北地方南部では旧暦10月10日を
 「十日夜(とおかんや)」と言い、
 稲の収穫祭が行われる。
     旧暦十三日の月です(十三夜)

 特に旧暦九月十三日はこの時期獲れる
 栗や大豆を、お団子と一緒にお供えするので

 「栗名月」「豆名月」などと呼ばれ、
 各地で観月祭などが行われます。

     旧暦十四日の月

 「待宵月(まつよいづき)」「小望月(こもちづき)
 「幾望(きぼう)
などの呼び名があります。
     旧暦十五日の月(十五夜)

 特に旧暦の八月十五日は空気が良く澄んで
 お月さんが綺麗に見えるので
 「中秋の名月」と呼ばれお団子に里芋などを供えて
 月を鑑賞するため「芋名月」とも呼ばれています。

 ※月は円軌道でないので旧暦15日が満月とは限りません、
 翌日の方がまんまるって事もあります。


    名月を とってくれろと 泣く子かな  
                            小林一茶



          《1口メモ》
 
 古くから最も美しい月は旧暦8月15日と9月13日の月
 だと言われ「お月見」をする風習がありますが、
 十五夜を見たら必ず十三夜もお月見をしないと
 「片見月」(又は片月見)と言って嫌われるそうです、
 誰に嫌われるんでしょうね・・・?

     旧暦十六日の月

 十五夜より月の出が遅いので、いざよい(遠慮がち)
 「十六夜(いざよい)」少し欠けて出るので
 「既望(きぼう)」とか呼んだりします。
     旧暦十八日

 十七夜の月は、まだかなまだかなと立って待っていると
 出て来るので「立待月(たちまちづき)

 十八夜は立って待っているけどなかなか出て来ない、
 とうとう疲れて座って待っていると出て来るので
 「居待月(いまちづき)
 
 昔の人はずいぶんお月様が好きだったんですね。
     旧暦十九日

 とうとう待ち飽いて、寝っ転がって待っていますよ

 「寝待月(ねまちづき)
     旧暦二十日の月

 夜も更けて(月の出は22時頃)出て来るので「更待月(ふけまちづき)


     《1口メモ》
 旧暦16日以後は夜が明けても空に月が残っています、
 この月の事を「有明の月」と言います、
 陰暦の9月20日頃の「有明の月」が美しいと言われています。




  朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに

               吉野の里に ふれる 白雪



                           坂上是則 (さかのうえこれのり)
     旧暦二十二・二十三日頃

 下弦の月(かげんのつき)」上弦の月と一緒に
 「半月」「弦月」「弓張り月」とも呼ばれます。


 地球から丁度270度の位置、出て来るのは深夜になります。
    旧暦二十六日

 「二十六夜(にじゅうろくや)」朝の太陽が昇る前に出て来ます。

 ですから太陽が東の空に出て来るほんのちょっとの間しか、
 見る事が出来ません。




 この旧暦二十六日に日の出を見ようと、朝起きすると
 必ずこの月が見えます。

 夜、見る月とは違って新鮮ですよ。


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